小伝馬町の焼肉店、まずはメニューを見てみましょう。真っ先に目に飛び込むのはその店のイチオシの牛肉です。多くの店で取り扱っているのは、国内産の牛肉となっており、どの店も誇りを持っています。なかには、海外産の牛肉をメインとしているところもありますが、小伝馬町では少ないといえるでしょう。国内産の牛肉といっても、その種類はさまざま。スーパーにいって見かける国産牛でさえ地名の付いた牛肉がたくさん並んでおり把握しきれない程です。和牛の種類は、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種類とそれらの交雑種をいい、海外産の牛は改良和種であったとしても和牛としては認められないという規定になっています。
どうやら和牛というのは、私たちが想像するよりも奥が深いものであり、歴史もあることが分かります。和牛の歴史は飛鳥・奈良時代までさかのぼることができ、古くは公には牛を食べることができない時代もありました。肉食禁止法が発布された時代もあったのです。今は自由に和牛を食べられるので、同じ国でも年月の経過と共に変わりゆくことが分かりました。現代は食べたいと思ったときに食事をしにいくこともできますし、インターネットを利用して和牛を購入することもできます。とても便利な時代となっており、お金と時間さえあれば楽しめるようになっています。インターネットの普及により、都心部と地方の格差は少しずつ解消されているのも明らかです。
また、ブランド牛と呼ばれる牛肉があります。小伝馬町の焼肉店でも見かけることの多いのですが、有名なところで松坂牛や神戸牛などがありますが、この銘柄も年々増えていると感じます。私たちが目にするのはほんの一部のブランド牛であり、日本国内にはかなりの数のブランド牛があります。格付けもあり、アルファベットは歩留等級であり、数字は肉質等級となっています。肉の色沢や締まり、脂肪の色沢と質、脂肪交雑を評価したものです。
小伝馬町の焼肉店でも松阪牛や神戸牛を取り扱った店などがあり、特別銘柄を出していない店であってもなんらかのブランド牛にこだわって提供しているようです。なかには、温度と熱の入れ方を研究して、マニュアル通りの温度と時間を守って提供する店もありました。このような店も興味深いです。また、この界隈は会社帰りで立ち寄るお客様が多いこともあり、焼肉のコースに飲み放題をセットにしているメニューが多く見られます。宴会では飲む人もいれば、飲まない人もいるので、このようにセットになっている方が問題も起きにくいですし、店としても会計しやすいといえるでしょう。一方でお酒に合う生肉を使ったメニューにも力を入れているので、一度食するとはまること確実のとろけるブランド牛が楽しめます。寿司やカルパッチョ、たたきを中心としたメニューで高級食材とコラボしているものも見かけます。
小伝馬町の人気焼肉店のほとんどがホテルのラウンジを思わせるような雰囲気だったり、ギャラリーを思わせる雰囲気だったりします。おしゃれな雰囲気なので、当然食事内容も期待できるのです。とある外食系のランキングサイトでも小伝馬町の焼肉店はトップ20までを見ても相当なレベルの高さであることが分かりますし、いわゆるハズレを思わせるような店を選ぶ方が難しいといえるでしょう。これだけ多くの店が高いレベルを保っているので、予約をしなくてもすぐに入店できると思ってしまいがちですが、実際はそのようなことはありません。週末は特に予約が必須であり、平日でもタイミングが悪いと入店が難しいこともあるようです。デートや接待といった相手を待たせるのはためらう場面では確実に予約をしておきましょう。
